プロ野球3軍制にみる育成力
皆さん、こんばんはだいすけです。
今年のプロ野球は福岡ソフトバンクホークスが優勝して、日本一になり見事3連覇を達成しました。
今シーズンは千賀投手が開幕投手、甲斐選手が年間を通して正捕手、周東選手が足を活かしてブレイクし大活躍しました。
甲斐選手と周東選手は先日優勝した、プレミア12にも選出されて大きく貢献しています。
この3選手、実は大きな共通点があるんです。
皆、育成選手出身なんです。
ソフトバンクホークスが3連覇した強さの大きな原因が育成選手を育てる土台となっている3軍制度です。
育成選手が1軍のスター選手へと駆け上がっている秘訣が3軍制度にあります。
3軍制度とは
引用:https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/samurai/1619379/
しかし3軍を保有しているプロ野球球団は2019年現在ソフトバンクホークス、読売ジャイアンツ、広島東洋カープです。現在西武ライオンズが導入を検討しています。
3軍に各球団いる選手は育成選手、そして怪我やリハビリ中の選手が主です。
3軍制は2011年にソフトバンクホークスが始めてから正式にスタートしました。
各球団が3軍制度を導入できないのには色々と理由がありますが大きいのは3軍を保有するだけの育成施設を保有していないことが大きいです。
そして3軍制のスタートの大きなきっかけになったのが2005年に始まった育成選手を指名する育成ドラフトでした。
育成選手とは
プロ野球の1軍、2軍が保有できる選手数は70人と限りがあります。
育成選手は1軍、2軍の保有選手には含まれません。
なので育成ドラフトが始まるまでは3軍をつくりたくても各球団保有できる選手数が限られていた為、つくれなかったのです。
ただし育成選手の環境は厳しく、入団する際の契約金は無く、育成選手の最低年俸は240万円からのスタートです。
その為ハングリー精神から這い上がろうと努力する選手が多いのも事実です。
3軍制のメリット
3軍制には大きく2つメリットがあります。
①試合経験がつめる
一つ目がより多くの選手が試合経験をつめることです。
ソフトバンクでは3軍の選手にも実践試合を用意してます。社会人リーグのチームや独立リーグのチームと試合を組み、選手に実践経験を積ませて選手を育成しています。
実戦に勝る練習ないですからね。練習では補完できない部分が多いのも事実です。
②一芸に秀でた選手を獲得できる
2つ目は一芸に秀でた選手を獲得できることです。
育成選手枠ができたことによって、各球団の選手の獲得の幅が大きく広がりました。
各球団思い切った指名ができるようになりました。
例えばソフトバンクホークスが甲斐選手を指名した大きなポイントが甲斐キャノンと言われている強肩、周東選手を指名した理由が今年25盗塁を記録した走力です。
このように一芸に秀でた選手を獲得できるようになったんです。
最後に
ソフトバンクホークスホークスが3連覇を実現した大きな原動力になったのは3軍制度での育成選手の育成力です。
選手を育てる事、それは会社や組織で部下を育てる事に共通しています。
特にソフトバンクホークスの場合、育成選手として一つ長所の秀でた選手を獲得し、3軍で実戦経験を積ませることで人を育てています。
これは会社で社員の長所を見つけ、仕事の中で仕事を通して育てることと一緒だと感じました。
僕自身もこれから仕事でマネジメントすることもありますし後輩と関わる中で仕事で人と関わる際には人の良い所を見つけ仕事を通して成長していける関係を築いて行きたいと思います。